2016年7月12日火曜日

木を切るの記Ⅱ

切り倒したのは、柳の木らしい。
私のイメージする柳とは樹型が違う。

根方から10m程、枝もなくまっすぐに伸びていた。
そこから横や上に枝葉が茂っていた。

垂れてはいない。
銀座の賑やかさも、幽霊がでてきそうな怪しさもない。

普通?の木だった。
しかも、3cm位の太さまでは手でボキボキと折れる。

確かに葉っぱは柳のように細長いのではあるが??
ところ変われば、品変わるのか。

細い枝先は周囲に撒いて雑草押さえとした。
それより太いところは切って割って薪用に積んだ。

スラリと伸びた一番太いところはそのままにしてある。
何か作れるかもしれない。
 

2016年7月2日土曜日

木を切るの記

木を切った。
林の中に住もうというくらいだから、自然は好きだ。

だがその林の中に住もうと思えば、家を建てる場所に生えている木は切らざるを得ない。
木に囲まれた中に平坦地があったので選んだ場所なのだが、いざ場所を選定すると何本かはそこに掛かる。

木を切るのは初めてではない。
今まで住んでいたところを引き払うに当たっても、庭木を切ってきた。

住み始めたときに植えた栗と杏の木だ。
太いところは運んできたので、椅子かテーブルにしたいと思っている。

生えている木を切り、別の木を持ってきて庭木として植える。
人間はなんとわがままな生き物であるか。
 

2016年6月29日水曜日

ネズミ花火Ⅱ

ネズミ花火はまだ続く。
農家の手伝いをして欲しいとの依頼が来た。

私の住んでいる地域は、夏苺の名産地。
新規就農者募集中。

地方に働き場所がないなどというのは大嘘だ。
過疎といわれる地域ほど働き手をほしがっている。

もちろん、新規に就農しろという話ではない。
新規に就農するには、それなりの応援とリスクがある。

リスクを取れるのは、若者だ。
私のような年寄りはそれを応援する側だ。

新規就農の若者に雇われて、ビニールハウスの中で1日3時間働いてきた。
もちろん最低賃金に近い時給は頂くが、エラク感謝されているのがコソバユイ。

ついでに書いて置くが、最低賃金は都道府県ごとに違う。
東京は900円オーバーだが、低いところは600円台。

シビアーに1円違いの県もある。
我が北海道は764円。

世界的に見れば、もちろん高賃金。
混迷しているイギリスやアイルランドのことを思えば、北海道独立も夢ではない。

北海道の形はネズミ花火に似ている。

2016年6月25日土曜日

ネズミ花火の人生

前回の投稿をしてからずいぶんと日が経った。
もう少し頻繁に書くつもりだったのだが、人生は思うとおりにはなかなかゆかない。

荷造りが最終段階へ来て、PCを仕舞った。
後2日ほどはノートPCで済まそうと考えた。

夜、ノートを開いてネットなどを見ていた。
キーボードにお酒がこぼれた。

PCは酔っぱらったりしない。
壊れただけだ。

前日まで使っていたデスクトップなら、キーボードの交換だけで済んだはず。
引っ越し先について荷物を調べると、デスクトップは簡単には出てきそうもない。

家ができるまではトレラーに仮住まいの身。
荷物は場所を借りて寄せ集めてある。

前からの予定で、その荷物を置いて娘の住むアメリカは2週間ほど行って来た。
帰ってきてからは建築士さんとの打ち合わせやら、住宅機器の下見やらで日は過ぎていった。

1週間ほど前に、デスクトップをやっと発掘。
ご近所さんへのご挨拶などの合間を縫って、ネットに繋ぐなどの設定が終わってやっと日記を書く余裕がでてきた。

「仕掛け花火に似た命
もえて散る間に舞台が変わる・・・」
と、歌われたのは明治一代女。

平成の男子はネズミ花火のようであちこち飛び跳ね、あっという間に舞台は終わる・・・。
さて、明日は何が起きるやら。

2016年5月13日金曜日

荷造りⅡ

荷造りを始めた頃は、これは置いて行こう、こちらは持って行こうと目安を立てていた。良い機会だから断捨離しようなどとも目論んでいた。
ところが人は変わる。だんだん欲が出て、これも持って行こう、あれも持って行こうになってくる。

自分で取り付けた棚だけではなく、家を建てた大工が作りつけにした棚やパイプも外して持ってゆくことにした。

外してみると、棚板の裏側は塗料が塗っていない、パイプの取り付けネジは浮いている等々。覚悟はしていたが、安普請ぶりが分かってしまっった。

有名なお寺などの話で、解体してみると昔の大工の偉さが分かるとか聞いていた。それは有名な寺社などを手がける大工の話。我が家の程度はこんなものか、と納得する。

せめて、新しい我が家に自分で手を出すところは手を抜くまいと誓った。もっとも、この決意もいつ変わるか知れたものではない。

2016年5月9日月曜日

荷造り

今日は荷造りの他、市役所などへ出かけて転居の手続きをしてきた。電話・ネットで済むこともあるが、そうはいかないところもある。必要書類を受け取ってきた。面倒ではあるが、こういうことでこちらもだんだん引っ越しモードになってくる。

一方荷造りは持ってゆく物、残してゆく物の判断で悩む。また、妙なところで思い出がよみがえってきて、残り少ない後ろ髪がまた引かれる。

納戸の壁に作りつけた棚やフックを外した。この家に引っ越してきた20数年前に自分で取り付けたものだ。ネジが斜めになっている所、セットのネジが無くて規格がバラバラなネジで留まっている物、何度も引っ越しを経験してきているので不要な切り込みが入っている板、等々。当時の苦労がよみがえる。

あの頃、俺は若かった・・・

懲りない私は、次の家でもできるところは自分でやることにしている。まだまだやれる(つもり)のうちに転居ができて良かったと思う。どこをどんな風にかは、またその都度ご報告をしよう。
 

2016年5月8日日曜日

再開

長らく中止していた投稿を再開することにした。理由は説明に書いたが、もう少し付け加えよう。

今まで人生の大半を神奈川県で過ごしてきた。この度縁があって北海道へ転居することとなった。定年退職をして早7年。人生の最後の転機と思う。そこで、その経過も含めて記録をしておきたいと考えた。昨日、今日の記憶が不確かにならないための予防も期待している。

こちらを引き払うのは10日ほど後。あちらに土地は確保してある。家はこれから建てる。土地にはトレーラーハウスが置いてあるので、しばらくはそこで寝泊まりをする。冬になるまでには家が完成していることを願っている。

3年ほど夏を中心に通っているところなので、知り合いも居り生活の勝手も分かっている。それより、神奈川に惹かれる後ろ髪をどう切るか。まあ、年と共に前も後ろも薄くはなってはきているが。

今は、引っ越しの荷物を作り、知り合いにご挨拶をして回っている日々である。