2017年3月27日月曜日

柱立て

大工さんが来て今日から大工仕事の始まり。
まず、ぐるりと取り囲んでいた断熱材が短く切られた。

出てきたコンクリートの上に基礎の角材が固定され、そこに柱が立てられた。
柱の間に見えているのが壁になる材料。

もっと大きく組んで持ってくるのかと思っていた。
これなら足場の間から持ち込める。

壁自体の形ではなく、中の間柱が上下方向になる。

横長の壁も縦長の壁もある。

これが柱の間に取り付けられる。
その後窓や出入り口がついて壁が完成する。

上の写真は足場から撮ったもの。
平屋だから長い柱はない。

下の写真は基礎の断熱材と木材。
写真ではわからないが、コンクリートが3㎝位見えている。

材木はコンクリートに直に乗っている。
材木とコンクリートの間はテープでふさがれるそうだ。

右から来ている斜め材は仮支え。
壁がついたら外される。

そこへ断熱材が張られる予定。
気密を保つための工夫だそうだ。

この角材は12センチ角。
これに根太を受ける金具が取り付けられてそこへ根太が差し込まれる。

昔風にいえば、今日は建前。
たくさんの人が来てにぎやかに柱を組むはずだ。

今はそんなことはない。
現場監督の他に大工の棟梁と若い衆二人で淡々と仕事が進む。

施主は挨拶にいったがそれだけ。
簡単でいい。

2017年3月26日日曜日

足場

足場が組み立てられた。
養生シートは1日だけだったようだ。

足場はぐるりと取り巻いていて、中に壁を取り付けるのはどうするのだろう。

クレーンで吊って、中へ降ろすのだろうか。

基礎をやっている間に、工場で壁を作っているはず。
それを持ってきてここで組み立てる。

だから工期が短くて済むという話だった。
いろいろ変わったことをする会社だ。

こういうのを「イノベーション」というのだろう。
左の方、一カ所だけ高くなっているところがある。

指揮所なのか、ここから屋根に降りるところなのか不明。
その高いところからも写真を撮ってみた。

私は手すりにつかまって上ったが、職人さんはそんなことはしないのだろうな。
もちろん揺れる、まねはできない。

コンクリートの表面は固まっている。
ちょっと、記念に足形か手形を遺したい気分だ。

2017年3月23日木曜日

基礎の完成

基礎の工事がほとんど終わった。
昨日書いたとおり、コンクリートが流された。
契約会社からも現場監督が来て確認していった。

写真は乾燥させるために、養生シートをかける仮屋根を組んでいるところ。
写真だとわからないが小雪が降っている中での作業だ。

明日あさってで足場が組まれ、資材が搬入されるという。
ほとんどと書いたのは、青い断熱材の外側に薄くコンクリートを塗る予定があるからだ。
それはもっと工事が進んでから。

コンクリートが乾く来週からは木工事が始まる。
好天が続くといいのだが。
 

2017年3月22日水曜日

床下断熱

 昨日5時過ぎに行ったら、シートがかかっていて中が見えなかった。               今日は昼休み時に行ってみた。           職人さんたちは車の中でお休みのご様子だった。お疲れさま。                           基礎は見事に断熱材で囲まれていた。        下から順番に書いておくと、砕石、農業用ポリフィルム0.2㎜、スタイロフォーム25ミリ。   写真は、このスタイロフォームが見えているところ。                           この断熱材は水に強く軽くて断熱性能がよい加工しやすいという特徴がある、と製造元はいっている。熱には弱いらしい。            ビニールシートは湿気がこないようにとのことと説明されている。完成すると、屋内の湿度はかなり低くなると言われている。
この後、コンクリートが15㎝敷き詰められる。
格子状の黒い線はそのための鉄筋。30㎝間隔で組まれている。
作ってもらう私がいうのも何だが、個人住宅としてはやりすぎではなかろうか。
これでは100年位住んであげないといけない気がする。
いくら図々しい私でも、これから100年は生きられまい。
今から次に住んでくれる人を捜しておかなくては。
 
 
 

2017年3月20日月曜日

春分の日

 今日は春分の日。
職人さんたちは、3連休中も休まず働いている。

だから工期が2ヶ月でできるのだ。
ありがたいことだ。

上の写真は外側に敷いてある断熱材が見えているところ。
45㎝ほどで家の周りをぐるりと囲っているはずだ。

ここだけ見えていたので、写真に撮った。
完成してしまえば、確認のしようがない部分。


配管などはこの下を通って家の中へ入ってくる。
下の写真は更衣室の外と内。

外側には下水管の頭が見える。
小さい方は掃除用だと聞いた。

頭がふさがれている灰色の管は下水用で、その隣はきっと水落とし用の弁。
北国では、長期に家を空けるときには水落が必要だ。

さらに隣のビニールをかぶっているのが水道管。
ヒョロンと伸びているのは電気関係だと思うのだが、確認していない。

奥に2本出ているのは、お風呂用の排水管。
そのもっと遠いところは台所となる。

その間に基礎のコンクリートが見えているが、普通はここが床下空間として空けられる。
我が家の場合、断熱材とコンクリートでふさがれる。

そこに角材が並べられ床が張られる。
間は12㎝しかない。

床暖房ができなかった所以でもある。
その代わり畜熱量があり、夏涼しく冬は暖かいという。

その他にも床には工夫があるのだが、工事に合わせて説明しよう。

上下の配管

上下道水の配管がなされた。
灰色のプラスッチック管が下水。

地下で、ほぼ水平につながっている。
ここは家の西側だが、台所のすぐ外側になる。

水平の間は、北側へも回り込み風呂場や洗面所へとつながる。
手前へものびてきて玄関脇からトイレへともつながる。

そこが西南の隅でここからさらに西へ延びて今まで使っていた下水管へとつながる。
つまり、トレーラーから来る下水管と一緒に川
の下を潜り道路の下水本管へと流れてゆく。

細長く、赤いテープが巻かれているのが上水だ。
これは外水詮。

下水と同じように、ここから北側へと回り込み脱衣室のところから中へ入る。
脱衣室にはボイラーがあり冷水温水共、部屋の中の壁や天井を配管が巡る。

下水はそれぞれ外に出て屋内は巡らない。
以前にも書いたが、床下に空間がないのでそこへの配管もできない。

我が家の場合、予算の関係もあり天井や壁は最低限しか張られない「あらわし」という内装だ。
だから配管の一部は見える。

万が一修理が必要になる時も簡単に済む。
と言うのはビンボー人の強がりか。

写真の手前にメーターボックスがあり、そこで西向きに曲がり下水と同じように本管へとつながる。
2枚目の写真がその西南の隅だ。

左側の太い管の中にメーターがある。
手前の背の高いポールに電気で繋がっており、普段はここで数字を読み取る。

その手前の灰色の管が下水管の集まっているところ。
右側が玄関だ。

ちなみに、灰色の管の高さが地面の高さになる。
青い断熱材の下から見えているのは基礎の一部。

この高さに合わせて土が入った後、断熱材が敷かれさらに土が積まれることになっている。。
 

2017年3月14日火曜日

基礎2

逆Tの字の縦の部分へコンクリートを流す。
普通は「うつ」というらしい。

そのための型枠を作っている。
青いハッポースチロールとコンパネ(安い合板)の間に、圧力をかけて流し込まれるようだ。

白い円盤が見えるのは、隙間をきちんと確保するためだそうな。
上に抜けるようになっている。

発泡スチロールは普通の詰め物に使われる物より、圧縮されて堅く作られている。
コンクリートが固まった後も遺され、断熱材となる。

基礎断熱という工法だ。
これにより建物の地下が凍らなくなり、蓄熱作用を持つことになる。

建物ができた後、そこで人が生活していればその地下は凍らないということになる。
前回記した地面の凍結に対する対策だ。

普通はこれが凍結深度より深くはいるのでそれで終わるのだが、この工務店はもう少し丁寧だ。
後で書くことになるはずだが、コンクリートが固まった後さらにスカートを穿かせる予定になっている。

それはまたその時、写真と一緒に書くことにしよう。
 

2017年3月12日日曜日

基礎1

見えているコンクリートは基礎の一番下。
逆Tの字の水平部分。

ここは15㎝ほどで、直ぐ下には基礎杭が打たれている。
ここから幅が3分の1くらいになってコンクリートが継ぎ足される。

それで逆Tの字が完成する。
それは85㎝の予定。

そのうち45㎝は土に埋められて見えなくなる。
40㎝が地面からでて、基礎として見えるようになるはず。

鉄筋に挟まれている円い筒は水や電気を通すための穴。
この地域は冬場地面が凍る。

凍結深度といい、40㎝と聞いている。
その下を通すことになる。

ちなみに、基礎もそれより深くないと家が持ち上げられるそうだ。
家が持ち上げられているところはさすがにあまり見ないが、ポーチなどの基礎が浅く家とずれてしまっているところは何カ所か知っている。

我が家のポーチは家の基礎と同じに作られてある。
基礎杭まで打たれてある。

私が死ぬまで位は大丈夫だと期待している。

 

2017年3月10日金曜日

配筋検査

JIOと言うところから人が来て、基礎コンクリートに埋め込まれる鉄筋を検査していった。
かつて、ごまかして建築をしていたところがばれて大騒ぎになった事件があった。

株式会社 日本住宅保証検査機構 略称JIOという会社ができた。
ここが、万が一建築した会社が倒産しても本体部分について10年間保証してくれる。

保証するためには建築中に検査をさせろということらしい。
建築会社が費用を負担するというが、もちろん建て主が払う建築費の中から支出される。

役人の天下り先といってしまえば身も蓋もない。
一応、第三者の検査が入るということは安心ではある。

前回書いた、杭の頭も出てきた。
土がかぶっていただけだった。

検査も無事に終わり、午後からはコンクリートが流される。
それが基礎になるわけだ。

基礎は杭に乗っているだけで留められてはいない。
周りの土で押さえられているだけという。

杭は不動沈下をしないようにするだけで、地震で揺れないようにするためではないそうだ。
留めない方が建物の揺れは少なく、壊れにくいという。

理屈としては、わからなくもない。
とりあえず、花火がはじけなかっただけで良しとしよう。
 

2017年3月7日火曜日

やっと始まった工事

去年の夏には家が完成していて、正月は新居で迎えるはずだった。
何事も思い通りにはゆかない。

それぞれの都合と思惑、そして予算とこだわり。
結局当初とは違う工務店さんにお願いすることにした。

また一から調整して、先月の終わりに契約書を交わした。
完成をこれ以上遅くしたくないのと、工務店のこだわりに納得したところが大きい。

家も少々小さくなった。
早速ブルトーザーが入り、工事が始まった。

前回とのつながりで書けば、木は結局6本切った。
それでも家の場所を確認すると、もう一本切らなければならなくなった。

それは工事の人があっさり切った。
そんな感傷は置くとして、工事が始まったからといって後はあちら任せとはゆかない。

家の位置が図面の位置とずれるという。
結局位置がずれることはこちらで折れて、地盤の高さを高くしてもらうことで決着した。

工事の様子を写真に記録しておこうと気が付いて、杭打ちが終わったところで何枚か撮った。
撮っているうちに一本見えないことに気が付いた。

基礎ができてしまうとわからなくなるところなので、設計士に確認をしてもらうことにした。
ネズミ花火が埋まっていなければよいのだが。